なお、今回のセッションもまじかる様が製作なさったフリーチャットソフト「Magical Chat」を使用させて
いただきました。オンライン上でTRPGを行なうにあたり、最適なチャットソフトだと思います。

　この場を借りて、素晴らしいソフトを製作し、公開されたまじかる様に対し厚く感謝の意を表します。

　今回参加していただいたのは、0.4ミリペン様、あんだしょー様、紫藤朝雪様、トヲル様、もぐら様、の
5名の方々です。Aグループが[あんだしょー様・紫藤朝雪様・もぐら様]の3人で、もう片方のBグループ
が[0.4ミリペン様・トヲル様]の2人というようにグループ分けが行なわれました（以上五十音順）

　いろいろと至らない面も多かった今回のセッションでも、最後までお付き合い頂いてありがとうござい
ました。心より感謝いたします。

　リプレイ掲載という事ですが、基本的にはチャットログをそのまま公開という形を取らさせて頂きます。
ただ誤字等の修正や、読み易さを考えての発言順の若干の変更等、多少手を加えているトコロもあり
ます。ご了承ください。端々でRLであったワタシのコメントが挿入されている点は前回と一緒です。

　それでは5名のキャストが織り成す、2つの物語をごゆるりとご覧ください…

「アタイの店を壊したんはっ、うおのれかあっっ！！」

　タタラ街にあるバイクショップ『レギオン』のオーナー。
　少し前まで、カゼのレディースチーム『威璃衆』（イリス）の特攻隊長だったが、バイク店を
継ぐため、チームを抜けた。とは言ったものの、実は店番、片付け、お茶くみは全て居候の
“みけ”君にまかせきりっだたりする。
　お店は頻繁に、爆破されたり、トラックが突っ込んだりする事で、ちまたでゆーめい。
　趣味はメカいじりとツーリング。銃やバイクの改造が日課。趣味につぎ込むために、危な
い仕事も銭次第で引き受ける。
　美少女と美少年が好き。

「何でわかったか、ですか？偶然ですよ、くっくっくっ…」

　歌の民（だったと思う）出身のマヤカシレクトス。外界との交流を図る現族長とは、マヤカ
シの術におけるライバル。術そのものは決して引けを取るものではないのだが、年齢が上
のため将来性に欠けること、歌の民において外界との交流に反対する異端児だったこと
が災いして、族長候補にさえなることが出来ず、憤りのあまりカムイスターを捨て、なぜか
Ｎ◎ＶＡに移住した。
　Ｎ◎ＶＡに来てからも、族長への対抗意識からサイバーパーツを一切拒否し、ひたすら
生身の体とマヤカシの術で生きている。ダウンタウンでの恋占いを表の顔にしながら、裏
ではサイコメトリー能力を使っての警察への捜査協力、幽体離脱を駆使しての情報屋、
そして、闇では憑依とガーディアンを使っての暗殺者としての仕事をこなす。基本的には
トリックスター的な行動をとり、人々を混乱させるのを楽しむが、女の子が絡むとやたらと
真剣になり、是が否でも助けようとする分かり易い性格。

「危険のない女などに俺は興味は無いな…」

　オフィススターライトに所属するミュージシャン。結城あや信奉者でもあり、彼女に少しで
も近づこうと日々努力を惜しまない。一応メジャーデビューはしているものの、一部のコア
なファンにしかウケず、苦しい芸能生活を余儀なくされている。しかし、日々の着ぐるみ
ショーへの出演にも腐ることなく、真面目に取り組んでいる彼にはいつかきっと、オリコン
チャートのトップを飾る日が・・
　しかし彼の大成を阻む敵はあまりにも大きい。彼はカブキとしての大成を目指していな
がらその本質においてはカゲなのだ。この相反する性質に彼自身苦しんでいる。しかし彼
はカゲとしての自分も同時に愛してしまっているがゆえに、それを捨てる事が出来ない。
　彼の苦しみはこれからもずっと続くのであろう・・・・

「俺はあと千年は死なないんだ」

　新星帝都大学に通う傍ら、ナイトワーデンでバイトをしているというちょっと変わった学生。
どのような経緯で入手したのかは謎だが、業物「イレイザー」を使いこなす一流のカブトワ
リでもある。
　彼の右手の人差し指に銀色の指輪が輝く時、小さな奇跡が起こると言われているが、
その事に関していろいろと問いただされても、本人は軽く笑って受け流すだけである。

「死にたくないのなら、邪魔しないで…」

　かつて、”デス・ブレイド”と呼ばれ、その手で数え切れぬほどのターゲットを闇に葬ってき
た殺し屋。それが、まだ１０代半ばの、この少女である。
　なぜ、この少女がこれほどの戦闘力を持っているのか、実は彼女自身覚えていない。彼
女には記憶が無かったのだ。３年前、その無くした記憶を取り戻すため、僅かな手がかり
を元に裏社会に足を踏み入れたのだが、そこで彼女は「殺し屋」の能力を開花させてしま
うことになる。
　華奢な体つき。繊細な顔立ち。だが、これらの見た目で判断し、なめてかかった者は、
すぐに己の判断が誤りだったと気づくだろう。
　しかし、今現在彼女に「殺し」を依頼するのは、かなり困難である。つい最近、フィオナは
「殺し屋」から足を洗ってしまったからだ。今、彼女は「何でも屋」を仕事としている。困った
ことに、仕事を選ぶので、腕のわりに評判はあまりいいとは言えない。ただでさえ、仕事は
繁盛しているとは言えない上、仕事のないときは日毎ベッドで下着姿でグウタラ生活して
いる彼女のこと、収入はあまりないはずだが、お金に困っている様子はない。何者かが彼
女に生活援助をしているのだ、との噂もあるが、定かではない……。
　ごく親しい友人からは「フィー」と呼ばれている。