なお、今回のセッションもまじかる様が製作なさったフリーチャットソフト「Magical Chat」を使用させていただきました。オンライン上でTRPGを行なうにあたり、最適なチャットソフトだと思います。

　この場を借りて、素晴らしいソフトを製作し、公開されたまじかる様に対し厚く感謝の意を表します。

　今回参加していただいたのは、あんだしょー様、一茶様、トヲル様、みどり様、もんがー様、ラージス様、nartoun様、RYO様の8名の方々です（以上五十音順）。今回は1セッション2名様限定と言うことでしたので、2人ずつ4組に分かれてセッションに参加して頂きました。1組目は[あんだしょー様＆トヲル様]、2組目は[もんがー様＆ラージス様]。そして3組目は[一茶様＆RYO様]で4組目は[みどり様＆nartoun様]というようになっています。

　相変わらず至らない面も多かった今回のセッションでも、最後までお付き合い頂いてありがとうございました。心より感謝いたします。

　リプレイ掲載という事ですが、基本的にはチャットログをそのまま公開という形を取らさせて頂きます。ただ誤字等の修正や、読み易さを考えての発言順の若干の変更等、多少手を加えているトコロもあります。ご了承ください。端々でRLであったワタシのコメントが挿入されている点は前回、前々回と一緒です。

　それでは8名のキャストが織り成す、4つの物語をごゆるりとご覧ください…

「アタイの店を壊したんはっ、うおのれかあっっ！！」

　タタラ街にあるバイクショップ『レギオン』のオーナー。
　少し前まで、カゼのレディースチーム『威璃衆』（イリス）の特攻隊長だったが、バイク店を
継ぐため、チームを抜けた。とは言ったものの、実は店番、片付け、お茶くみは全て居候の
“みけ”君にまかせきりっだたりする。
　お店は頻繁に、爆破されたり、トラックが突っ込んだりする事で、ちまたでゆーめい。
　趣味はメカいじりとツーリング。銃やバイクの改造が日課。趣味につぎ込むために、危な
い仕事も銭次第で引き受ける。
　美少女と美少年が好き。

「すんげえジャジャ馬だなぁ、お前。気に入ったぜ！」

　筋金入りの女ったらし。破天荒で、単細胞。規律無用の暴れ者。バカ。子供。だが、操縦
技術はおそろしく、高い。
　かつては軍に所属していたとか、もとは某有名ワークスチームのテストパイロットだとか、
様々な憶測が飛び交っているが、実際、彼の素性を知っている人間は、意外と少ない。も
とより、そのパイロットとしての腕前より、スキャンダラスな噂の方が先に広まるような人
物である。多くのレース関係者は、彼のことを快く思っていないに違いない。実際、様々な
チームに雇われては、鮮烈な成績と、多くのトラブルを残して、解雇。その繰り返しの末、
現在は「エディ・パットン」なるじいさんとチームを組み、フリーでレースに参戦している。な
にも、バイクに限らない。四輪、航空機、なんでもござれ。
　速く、速く。子供のような「夢」だけを追いかけている青年。一見ただのスケベ野郎にしか
見えない彼の裏には、そんな顔が隠されている。分かりやすい男だ。

「俺の愛車『”１-０”』の前を走るこたぁ、神にも不可能だぜ」

　ＬＩＭＩＴＳ相談役。要は新人の世話係。　暴走族は何でも走れんといかんという主張を
基に、何でも操縦出来たりする。
　前科５犯。うち二輪での暴走が２回。四輪での暴走が２回。戦闘機強奪が１回である。
　昼間の彼は運送屋。ＬＩＭＩＴＳの略奪には参加せず、こつこつと改造費を稼いでいる。海
運や飛行便、ウォーカー運びもやっている。

「この身体が紅い理由？　簡単な事さ。
　　　　　何度も返り血を浴びたからに決まってる。　俺の血と…相手の血のな。」

　音羽組系石橋組に所属…しているはずなのだが、普段はレッドエリアのストリートでぶ
らぶら。ケンカに明け暮れていることもあるが、その裏で情報収集もしていることは知られ
ていない。
　その長身と紅い身体（特に髪）で、一目でわかってしまうのは長所か短所か…
　異性には免疫がなく、恋愛には異常とも言えるほど奥手である。その割には異性と行
動を共にすることが多い（しかも恋心を抱かれる）から世の中は不思議だ。

「名前？・・・ま、ベクターとでも呼んでくれや」

　ストリートの運び屋。ヴィルヌーブ系だがＮ◎ＶＡ生まれ。かつて“１３の使徒”に所属してい
たとの噂もある。
　Ｎ◎ＶＡセニットの要人から、世界を滅ぼす豆腐まで、金を払えばなんでも運ぶ。ただし、
どういうわけかヤクだけは運ばない。
　ちなみにそんなに有名ではない彼は運び屋だけではやっていけないので他にもいろんな
事をしている。
　あと“災厄”前のへヴィメタルをこよなく愛し、仕事中はクライアントにどんなに嫌な顔をされ
てもオーディオを大音量でかけて仕事をするのが好きらしい。

「しょうがないですねえ・・・」

　　ＳＴ☆Ｒ在住の町医者。以前はＮ◎ＶＡに住んでいたが、ある事件の後、娘と１人の女医
とともにＳＴ☆Ｒに移り住む。もともと医者がほとんどいなかった太陽の民のもとで暮らしてい
る（これに関しては神室結の協力あり）。排他的な太陽の民のもとで良心的な医療を営み、
今では多少は受け入れられている。また、昔からのつてで、たびたびＮ◎ＶＡにいくことも少
なくない。どちらにしろ、忙しさに嬉しい悲鳴を上げている。

「カゼかアラシか・・・・・蒼い先公」

　三貴族学園高等部地の果分校技術科教師。
かつて新星帝都大学で教鞭をふるう海洋学の教授であったが、愛車を飛ばしていた
ところスピード違反で逮捕されるという事件が発覚、三貴族学園地の果分校という、
まさに地の果てに流されることになった。
　突然の人生の挫涙に涙も涸れた田中は、以降、狂ったようにマシンに没頭。愛車
ブーゲイルを駆って、カゼを制覇していく。何時の日にか、自分の輝かしい栄光の時
期を過ごした海にたどり着くために。

「凡庸だからこそ底が見えない転校生…人呼んで、黒い三年生」

　三貴族学園高等部地の果分校三年生。ごく最近の９月に転校してきた。
　現在、３年Ｂ組所属。軽音部とひよこ愛好会兼部。特に目立つでもなく、どこかさ
めた感じのある生徒。カゼと言うよりも、普通の凡庸な学生。