ZORO祭り2008冬 TOKYO NOVA SESSION
presented by pal

 

できることなら、もう一度あのお茶を一杯飲みたいわ────
─Voici un thé ─

 

■アクトトレーラー

 

 

 あれは、どのくらい昔のことだったでしょうか。
まだ学生だった私と彼女はそれは仲の良い間柄でした。
歳が2つ離れていたこともあり、彼女は私にとって
本当の妹のような存在でした。

お互いにまだ若かったし、
これからの自分たちの未来は
夢や希望といった輝きに満ち溢れているものだとばかり
そんな浅はかな考えしか浮かばないほどの
世間知らずの少女たちだったのですから。

あれから随分と月日が流れました。
すっかり変わってしまった今の私を目にしたら
あの時の少女はきっと幻滅するわね…



トーキョーN◎VA Detonation 4th GIG
Voici un thé 



できることなら、もう一度あのお茶を一杯飲みたいわ────。

 

 

■シナリオ・ハンドアウト

 

■PC1:フェイト(推奨)

 

■シナリオ内コネクション
 
レーシュ=ウィルド (推奨スート:ダイヤ)

■キャスト間コネクション
 PC2:カブト

 ある日、君のもとに一人の依頼者がやってきた。名前はレーシュ=ウィルド。妙齢のご婦人だ。聞けば、あと10日ほどでN◎VAを去り、旅立たなくてはならないそうだ。恐らくもうN◎VAへ来ることはないだろうと言っている。
 唯一心残りなのは、若い頃にこの街で飲んだ、ただ一杯の紅茶の味が忘れられなく、N◎VAを去る前にもう一度その紅茶を口にしたい、そう彼女は言った。
 君に与えられた依頼は、レーシュがN◎VAを去る前に、昔彼女が口にしてから今までずっと、忘れられないでいるという、幻の紅茶を探し出すことだ。

 

■PC2:カブト(推奨)

 

■シナリオ内コネクション
 
ハガル (推奨スート:スペード)

■キャスト間コネクション
 PC3:トーキー

 君のもとに一件の仕事の依頼がやってきた。仕事の内容はボディーガード。対象者はレーシュ=ウィルド、とある企業の重役で妙齢のご婦人だ。
 どうやら彼女を消そうとマーダーインクが動いているらしい。そして当局がつかんだ情報だと、今回の弾丸として選ばれたのは、最狂にして最悪の殺し屋『ハガル』。今まで何度と無く君とやりあった仇敵だ。
 そろそろ奴とケリを着ける時がきたようだ。

 

■PC3:トーキー(推奨)

 

■シナリオ内コネクション
 
ペオース=ソエル (推奨スート:ダイヤ)

■キャスト間コネクション
 PC1:フェイト

 ようやく口煩いデスクから解放されて、君は仕事上がりになじみの店で一杯やっていたところだ。
 北米連合の上院議員ラーグ氏と新進のIT企業ダレット社との癒着から端を発した、幾人もの上院議員を巻き込んだ大スキャンダルに関する報道は、第3回公判を2週間後に控え、加熱の一途を辿っていた。
 「俺のつかんだ情報だと、間違いなくダレット社のスキャンダルはN◎VAにも飛び火する。お前はその背後関係を洗ってウラを取れ!」
 頭の中で編集長の怒号が何度もこだまする…

 

■シナリオスペック及び注意事項

 

●必要な神業
 本シナリオでは、ゲストの即死系神業だけでキャストが死亡するのを防ぐために、キャスト全員で2個以上の防御系神業を用意する必要がある。ただし、2個ちょうどしかない場合は、敵でないゲストが一人死亡する可能性がある。

●キャスト間コネクション
 以下の順番で取得すること。

「フェイト」→「カブト」→「トーキー」→「フェイト」

 左のキャストが右のキャストのコネを得る。

●追加設定
 各キャストには以下の設定がつくことになる。キャスト選択時には留意すること。

「フェイト」:特になし。
「カブト」:マーダーインクの殺し屋『ハガル』と仇敵の間柄である。
「トーキー」:マリオネットなどのマスメディア企業に(一時的であっても)属している。

●シナリオデータ
 プレイヤー:3人
 プレイ時間:4時間半〜5時間
 アクト概要:N◎VAを舞台にした、お使いシナリオ+α

●主要情報収集技能
 本アクトのリサーチシーンにおいて、役立つであろう技能は以下の通りである。

 社会:N◎VA、企業、社交界、ストリート、北米連合、各団体企業、警察、ウェブなど
 コネ:社交界関係者、企業関係者、情報屋、司法関係者、北米連合関係者など

●達成値・経験点上限
 一切制限はしないが、リサーチシーンでは達成値20程度が、戦闘時には25程度が出せるキャストであればスムーズにシナリオを進行できるだろう。
 また、200点を超えるような高経験点キャストには、それだけの場数を踏んでいるものととらえ、それ相応の活躍ができるよう、難易度の修正を行う場合もある。

 

■主な登場ゲスト

 

レーシュ=ウィルド(エグゼク◎/?歳/女性)
 
品の良い、妙齢の婦人。ダレット社のN◎VA支社常務取締役。

ペオース=ソエル(ミストレス◎/?歳/女性)
 
閑静なグリーンエリア内でひっそりと佇むバー「メムレシュ」のママ。

ハガル(カタナ◎/?歳/男性)
 マーダーインクに属している殺し屋。日本刀を愛用しており、ターゲットとなったものは必ず首を刎ねられて殺されることから“首切り”という二つ名がついている。

その他、クーゲル、千早冴子、九条正次などが登場する可能性がある。

 

なお、ここに記載されている項目は都合により変更される場合がありますので、ご了承ください。
また、このハンドアウト作成にあたってR-I財団様のページを参考にさせていただきました。厚く御礼を申し上げます。