ＰＡＬ箱

少し前の話になりますが、
ほぼ1年ぶりくらいに野球を見に行ってきました。
札幌ドームでの日ハムvs千葉ロッテ戦です。

事の経緯はと言いますと、
うちの会社のボスから24日の夜を空けておけと
突然命令されまして、
げげー、ボス相手に飲みかよ…絶対説教モードに入るから
適当な理由付けて断ろうとしたところ
ワタシが野球好きなのを知っていて
日ハム戦を見に行こうと言うではありませんか。
そう言う事なら話は別ですので
喜んでボスのお誘いを受けた次第でございます。

　
前にも少し書いたかもしれませんが、
うちのボスは元札幌ドームの実質的なトップ（名目上は市長が社長）で
そこを辞めた後にうちに来た経緯があります。
ですので札幌ドーム近辺、つまり日ハムだったり
コンサドーレ札幌だったりにおいても未だに顔が利いたりする訳で
そんな人と札幌ドームに日ハム戦を見に行くのですから
色々と面白いことを期待しない方が無理と言うものです。

札幌ドームに着くと、一塁側入り口の方に連れてかれます。
札幌ドームは普通の球場と違って、ホーム側が三塁側になるので
普段はこちらの入り口に来ることはまずありません。
途中にsuite seat専用入り口という謎のエレベーターがありまして
どうやらここから中に入っていくようです。
受付でこんなものを貰いました。

洋服にでも付けて入退場の際に見せろとの事だそうで。
野球観戦でこんなもの渡されるとは思いませんでした。

受付を済ませていると、うちのボスに挨拶をしに
現札幌ドーム社長がいきなり現れたりして度肝を抜かされます。
これはワタシの予感が当たりそうな雰囲気がぷんぷんです。
社長にエスコートされエレベーターに乗り込んだ我々一行を迎えたのは
まるでホテルのロビー？という光景でした。
そこにはプリンスホテルのスタッフが5〜6名居て、
しかもケータリングまで出ててお酒も料理も食べ放題になっております。
なんとなく撮影NGっぽい雰囲気なんで写真は撮れませんでしたが
これはなかなかのVIPルーム風です。これだけでテンションが上がります。

上の写真は席に着いて撮った一枚。
バックネット裏の最上段になります。
全体の光景を俯瞰する位置なので見辛くはありませんが
やっぱり距離がかなりあるんで臨場感はイマイチです。

そこで各席にモニターが設置されております。
モニターで選手の表情などを確認しながら
選手全体やボールの動きなどを俯瞰で見られる、
落ち着いて野球を見るにはなかなかの環境です。

飯も食わずに職場から直行したので
さっそくケータリングで食料を調達です。
ビーフシチューとエビチリ、高菜チャーハン…本気晩御飯ですな。

　
試合はと言うと、建山がロッテ相手にソロを2発浴びるものの
粘り強いピッチングでゲームを作ってるのにも関わらず
打つ方がさっぱり繋がらなく、12安打でたった2得点。
リリーフで登場した武田久が連打を浴びてほぼ勝負が決まり、
結局小宮山が3球で勝ち投手になる珍事を目撃する破目になりました。

にしても渡辺のアンダースローを初めて生で見ましたが
あれだけ遅い球でもアンダースローの球筋と切れのいい変化球、
コーナーワークを見事に使いこなし、
ハムのバッターを次々と凡打させていくピッチングは
敵ながら天晴れでございました。

試合自体は残念な結果になりましたが
普通は来られない様な特等席で
久しぶりに生の野球観戦が出来、非常にいい夜でした。

　
その後飲みに拉致られて、
やっぱり2時間ほど説教されたことを除けば。