›July 23, 2006

ZORO祭2006夏 1日目〜2日目

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あらかじめ断っておきますが、
本日のエントリーは相当長いです。
先日のZORO祭2006夏のエントリーを
3回に分けて更新する予定でしたが
正直分け方を間違えました。

そして前回のエントリーよりも
さらに細かい記載がされているのですが
これはもう、ZORO祭2006夏の
記録として残しておくくらいの勢いです。

ここまで来てしまったので
最後までこのペースで突っ切るつもりですが
多分今日のエントリーが山だと思います。

(前回の続き)
林の小道を抜けると立派な佇まいが我々を出迎えた。まるでペンション。
これがNartoun氏の親御さんが
所有しているという野辺山基地らしい。
誇らしげに輝いている銀のザントマンマスクがステキ。

雨も本降りになってきたので急いで荷物を車から出し、
早速基地の中に入ることにした。
ちなみに主がずっと来なかったため、
先に到着していた長野合流組(紫藤氏、天龍氏、RYO氏、一茶式氏)と
帝都先行組(あんだしょー氏、トヲル氏、つぼ氏、銀河アズマ氏、たぁ暴氏)を
ひたすら待ちぼうけさせてしまったようだ。
ワークマンでツナギを買っていたらと思うと空恐ろしい気分になったが、
ハイエースで高崎組の6人を回収した後も事ある毎にワークマンに寄り、
980円のツナギを本気で買おうと探していた事はここだけの秘密にしておきたい。

基地の中は、まんまペンションで1階に客間2室、2階にも2室、
その他に1階にダイニングスペース、2階にミーティングスペース2室、
納戸と謎のメイド部屋、さらにオーナースペースがあり
台所はもちろん業務仕様、各部屋にバストイレがあり
ダイニングスペースからは外のテラスに出ることができる他、
お洒落バーカウンターまでついている始末。

なんだこのまるでTRPGをやるためにあるような基地は。

野辺山基地の恐るべきスペックにおののきながらも
今回の祭の幹事を務める一茶式氏の宣言の下に
ZORO祭2006夏は予定より約3時間ほど遅れて開会を迎えた。


1日目 セッション トーキョーN◎VA-D「Saudade」
ルーラーは門臥氏。
PLはそれぞれ、Nartoun氏、あんだしょー氏、YAMA氏、そして俺。
暫くN◎VAから離れていたジミー揚がN◎VAに戻ってきたという設定で
彼にまつわる物悲しいエピソードについてのセッションとなった。

Nartoun氏はバサラ、カゲ、カブキの怪盗キャスト。
河渡から、ジミー揚がなぜN◎VAに戻ってきたのかを調べ
場合によっては彼の手助けをするよう依頼される。
その動きはファンタスティックにしてトリッキー。
そして時にスラップスティック。
チェシャ猫と爆弾をこよなく愛する危険な怪盗であった。
あんだしょー氏はおなじみのカゼ、タタラ、カブトワリの暴走娘アキラ嬢。
ジミー揚と仲良しさんな彼女は彼から探し物の依頼を受ける。
そのブツを探していくうちに今回ジミー揚が
N◎VAに戻ってきた真意について徐々に近づいていく。
その時彼女が取った行動とは…って感じ。
今回のPLの中で唯一ともいえる戦闘系のキャストであったが
バイクを壊されて足を封じられた後は運悪く気絶。
タイムリーの打ち合いも徒労に終わり、ちょっと気の毒であった。
YAMA氏は少年探偵の観薙守氏を演じた。
今回のヒロインと懇意であった彼は
最近彼女を付け回っている怪しい連中を調べてくれという、
彼女の依頼を受け行動に移す。
その先には悲しい別れが待ち受けているとも知らずに。
しかしその振る舞いはどう見ても少年に思えないクオリティだった。
イエローエリアに戦車を持ち込もうとして失敗するも、
精神戦で大活躍をしていた事は印象に残る。
そして俺は久々の神崎紅葉を投入。
張麗華からなぞなぞじみた仕事の依頼を受けた神崎は
彼女の真意を測れぬまま、一つ一つ謎を明かしていくが、
やがてその謎が一つに繋がった時にはもう
張麗華の企みはその殆どが完遂していた。
なぜかうちのお店のZODIAKで
一茶式氏のキャストである赤城が働いていたり、
社会戦で売買を封じられてしまいその後非常に苦戦したりと、なかなか大変だった。


詳しいストーリーや結末はは明かさないが、基本的にはこんな感じ。
神崎は最終的にはいつものように種だけ撒いて高みの見物というスタンスを取り
クライマックスフェイズも舞台裏に引き下がっていたが
ラストの戦闘でPLたちが思いの外苦戦し、危うく見殺しにするところだった。
まぁ、フィクサーだし仕方が無いとは思う。

キャストそれぞれに見せ場があったほか、
ストーリー的にもウェットな雰囲気で
個人的には好きな感じのセッションだった。

1日目 セッション後
各卓、それぞれ時間が押していた様でかなり遅い時間での夕食となった。
早く終了した卓の人たちが本日の夕食である
スパゲティミートソースを作ってくれてたようだが
18人分のスパゲティはさぞ骨が折れたろうに…

夕食後は各自風呂に入ったり、
明日のセッションの準備をしたりとフリータイムとなった。
俺は天龍氏、RYO氏、一茶式氏と麻雀を打ち、
RYO氏に精神戦を挑みながら
危険牌を捨てる賭けに出たが敗北。
あるいはRYO氏の後ろに居たマボ氏が
通しのサインを送ってくれるとありがたかったんだが
俺の電波は届かなかったようだ。
あ、そういえば負け分を払うの忘れてた。

一方、たぁ暴くんGMのナイトウィザード卓も立ってたが、
そこに参加してた人たちのタフネスぶりには驚かされるばかりだ。


2日目 朝
仕事の関係で一日遅れの参加だったSB氏もこの朝から参戦。
元気そうで何よりだった。
この日の朝食はスクランブルエッグとウインナーを食パンでサンドしたものとバナナ。
このバナナは買出しの際にタマちゃんが強く購入を求めていたものだが、
今思うと買っておいて実に良かった。

朝食配膳係がバーカウンターに横一列になって
まるで工場の工程よろしく食事を配膳していく様は
非常に効率的なようで非効率的でZOROらしい。
食パンの上に載せたウインナーを落とすという
悲劇が見られなかった事が唯一の救いか。
いや、ちょっぴり見たかったかもしれない。

2日目 リンクセッション〜迷宮キングダム〜
今回の祭のメインイベントがこのリンクセッション。
前回は門臥氏がグランドマスターを務め
クトゥルフの夕べと称して行われたが
今回は銀河アズマ氏のグランドマスターによる
迷宮キングダムを用いたリンクセッションが行われた。

まず19人からグランドマスターのアズマ氏と
テーブルマスターの門臥氏、ムラサキ氏を除き
残り16人を3組に分け、それぞれで国を建国するところから始まった。

SOS王国
国王一茶氏、大臣SB氏、騎士つぼ氏、忍者トヲル氏、神官マボ氏

魔法共同体マジカル
国王紫藤氏、大臣RYO氏、騎士たぁ暴氏、
忍者あんだしょー氏、神官YAMA氏(騎士と神官逆かも…)

爆発連合帝国
国王タマちゃん、大臣O2氏、騎士Nartoun氏、忍者俺、神官ぐぅ氏、従者天龍氏

国分けはこんな感じ。
どの国もネーミングの時点である程度いっちゃっているのはご愛嬌だ。

我が国がどのような感じだったのかはNartoun氏のblogを見てもらえば
ほぼ事実が書かれているので詳しく書くことは避けようと思う。
あえて追記するのであれば
大臣と従者テラツヨス、
神官は民をエレベーターにぶち込んで銃に変え、
国王は国の象徴である国旗を捨ててしまってはダメだと思うんだ。
俺は渋めの忍者をやるつもりが、
ぐぅ氏の神官(男キャラ)に愛情たっぷりでどう見ても801です。

実際にセッションがリンクした部分、
つまり我が国からの働きかけにより
SOS王国とマジカルにそれぞれ首脳会談を持ちかけ
共同戦線を貼らせよう計画は
思いの外他の2国が勘ぐり深くて長時間の会談となり、
あわよくば2国が潰しあって漁夫の利を狙うと言う
我が国の裏の目的を遂行するどころではなかったが
こういったテーブル単位での駆け引きって
今までなかなか無いものだったからとても面白かった。
各テーブルごとに国家としての連帯感のようなものが
生まれていたのも非常に新鮮だったと思う。

我が国に関してしか言えないけど、
若く使命感に燃える国王を大臣がよく補佐し、
騎士は怠ける事で国を豊かにし、
従者はラッパを吹き鳴らしながら戦闘では鬼人の活躍を見せ、
忍者は配下をいとも簡単に見捨てつつ探索を敢行し、
神官は救急セットに回復魔法の場を奪われカワイソス。
そんなステキな共産国家であった。
連合帝国とか意味わかんないけど。

結局最後は宗主国の陰謀を
見事3国が共同で打ち破りハッピーエンド。
あっさり実父を見殺しにした紫藤国王は流石だった。
だが、祭史に残るであろう、いいセッションであった。
グランドマスターのアズマ氏、
およびテーブルマスターの門臥氏とムラサキ氏には多謝を。


2日目 夜
この日の晩御飯はカレー。
合宿にカレーが出ない合宿は合宿じゃないな。
カレー作り隊として一茶式氏以下5名を残し
その他のメンバーは車で30分ほどのところにある温泉に行くことに。
Nartoun氏がカレー隊で基地に残る事になり
ドライバーを無くしたハイエース(通称ラブワゴン)を
俺が運転する羽目になりかけたが
紫藤氏に押し付ける事に成功してほっと胸をなでおろす。
実際運転した彼に聞いたが結構大変だったらしい。
まぁでも彼は学生時代、ホンダの名車CR-Xを駆り、
峠でスープラに勝負を挑むような男なので大丈夫だ。

久々の露天風呂で命の洗濯をしながらも、
紫藤氏と迫りくる30代に向けて
ちょっぴりネガティブな会話をしてみたり
SB氏から緊張感漂う名古屋でのコンベンションの話を聞いたり、
そう言えば1期OBが集まって落ち着いて話をするのって
相当久しぶりだった気がする。
今回は都合によりもう一人の1期OBのみどり氏は
参加できなかったのだけど、
またいつの日か4人揃って昔の話などに花を咲かせたいものだ。

と、少し綺麗に締めくくってみたが
帰りのラブワゴンの車内では
それはなんとも恐ろしい古今東西が繰り広げられ、
俺は何人かの名誉のためにその内容は永遠に胸に秘めて置こうと思う。
ただ一つ言える事は、お前らお題「ピンク」でなぜそうなる…

 
 
温泉から戻ると既にカレーが出来上がってた。
流石に19人分のカレー、恐ろしい量だ。
鍋は二つに分かれており、片方はコーヒーカレー。
そしてもう一方はメイドをこよなく愛する
Nartoun氏好みのカレーということでメイドカレー。
このとき既に彼の罠が仕掛けられていたが、
それに気がついた者は俺含めて極わずかであり、
殆どの者は翌日になってから気がつく事になるのだが、ここでは伏せておこう。
いずれにせよ、どちらのカレーも美味であった。

 
この日の夜は翌日午前中の卓の準備に当てられ、
俺はアズマ君の下、D&Dのキャラ作成を行った。
他に、門臥氏、ぐぅ氏、天龍氏、ムラサキ氏がPL。
とりあえず今回の祭では一度も戦闘系のキャラをプレイしていないので
肉弾キャラを激しく希望した結果、門臥氏と二人で
ハーフオークのバーバリアンコンビを形成するに至った。
防御は完全無視。殺られる前に殺ればいいんだよ。
仕事の動機はどんだけ殺れるか。ウホッ、いい獲物。
そんなキャラを作ってしまったが後悔はしていない。

キャラ作成後はダイニングでカードゲームのFLUXX~フラックス~ に興ずる。
このゲームははじめてプレイしたんだが、すんなりプレイできる反面、
勝つためには運と柔軟性が求められる非常に奥深いゲームであると思った。
参加者は俺、O2氏、あんだしょー氏、タマちゃん、一茶式氏。
ごめん、もう一人いたかもしんない。

深夜で各員ハイテンションになっているため、
どいつもこいつも勝負以前に場を混乱させる事にのみ注力し、
5枚ドロー、1枚プレイ、手札0枚制限とか、もはや坊主めくり状態。
そんな中、したたかに勝ちを拾っていたあんだしょー氏が印象的であった。
あまりにFLUXX~フラックス~の印象が強かったため、
その後暫く1ベッド、2プレイヤー、3プレイ、衣服0枚制限とかが
101号室で繰り広げられたそうな。

という事で2日目も終了。
しかしまぁ、楽しい時間というのは本当に早く過ぎるものだ。

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