›February 29, 2008

帰りてぇ

Posted by pal at 04:54 PM / Category: / 0 Comments / 0 TrackBack

職場@二日目。
下手すると三日目のフラグも立ちそう。
なんとか今日中に帰りたいものです。

›February 26, 2008

更新終了のお知らせ

Posted by pal at 11:37 PM / Category: / 0 Comments / 0 TrackBack

2004年4月よりスタートした当blogですが、
今年度を持ちまして更新終了とさせていただきます。
約4年間という長期にわたりまして、
皆様に御愛顧いただきましたこと、
厚く御礼を申し上げます。

今までありがとうございました。

なお、次年度からはPAL箱2nd styleとして
こちらで更新を続けていこうと思いますので
引き続きの御愛顧をよろしくお願い申しあげます。

 
移行が上手くいかなくて、
結局この場所に戻ってきたら笑ってやってください。

›February 25, 2008

九州初上陸

Posted by pal at 01:31 AM / Category: / 2 Comments / 0 TrackBack

来月、出張で大分と熊本に行くことになりました。
恥ずかしながら、九州は初めてになります。
せっかくの初九州なので色々と満喫してこようと思うのですが、
ワタシwith上司&某大学の准教授という面子で行くため
どう見てもそんなのんきな事にはならなさそうな気がします。

しかも移動は高速バスやら都市間バスを駆使し、
3泊4日(実質行動可能日数2日)で
熊本の山奥の村まで赴き、調査やら視察やらを行った後に
札幌まで戻ってくるという超ハードスケジュールなため
心身ともにボロボロになりそうな雰囲気がぷんぷんします。
 
 
とりあえず大分は別府と湯布院ですか。
そんなん行く暇は無いでしょうけど。
他に大分と熊本で「これは!」っていうのを
ご存知の方がいらしたら是非色々と教えてください。

›February 23, 2008

ZORO祭2008冬 3日目

Posted by pal at 02:24 AM / Category: fes / 0 Comments / 0 TrackBack

さて、今回でZORO祭2008冬のレポは最終回です。
これでしばらくネタが無くなるんで、
更新がまた滞りそうな気もします。
なにかネタがあったらください。
それについて書ける時に書いて、現実逃避したいと思います。



3日目は祭最終日。
楽しい時間は過ぎるのも本当に早いもので、昼過ぎには皆それぞれ
自分の住んでいる地域に散っていくことになる。

たぶん、一番遠いのは北海道の俺だが、
東京、神奈川、千葉…はいないんだっけか。
福島、長野、そして地元の群馬と
改めて見ると結構色んなところから集まってるものだ。
多いときだとこれに愛知と岐阜、埼玉も加わるわけで
一都一道七県ということは、47都道府県の2割は制覇したということか。
なかなかたいしたもんだ。

話がそれてしまったが最終日である。
この日の祭公式スケジュールはお昼まで。
朝9時スタートの3時間勝負というタイトなスケジュールとなる。
最終日のセッション構成はというと
門臥氏のクトゥルフ、一茶氏のGITEI-FR、
天龍氏のナイトウィザード、あんだしょー氏のブレカナ3rdの4卓。
各自持ち時間3時間と言う、際どい時間設定の中セッションがスタートした。

俺が組み込まれたのは、門臥氏のクトゥルフ卓。
同席するのはNartoun氏と、今回の実行委員の現夢人氏である。
Nartoun氏とは昨日のd20モダンで一緒になり、
門臥氏は初日の俺のN◎VA卓に参加してくれるなど
今回は卓の面子が被ることが多かったような気がする。
まぁ、偶然なんだろうけど。

なにせ3時間しか時間が無いと言うことで
キャラクター作成は前日のうちに全員済ませてある。
皆、設定として同一ゼミのゼミ生ということは
あらかじめゲームキーパーから聞かされていたが、
現夢人君の「女子大やりませんか」の一言で、全員女子大生キャラクターに決定。
30過ぎのおっさん達が女子大生プレイとか
傍から見ると痛くて痛くてしかたがないんだろうが
そんなこといちいち気にしていたらTRPGなんてできないぜ!

俺のキャラクターは副ゼミ長。
APPも普通。INTも普通。そのほかも普通。DEXが7という鈍さ。
まるで絵に描いたような一般人。努力の人っぽいイメージがある。
誇るべきはPOWの高さだけで、
正気度が高いことだけが取り得の佐藤房江嬢20歳。
名前も地味にしてみた。明らかに昭和の人だ。
佐藤さんと対照的なのが現夢人君のキャラで、大徳平等院嬢(名前忘れた)。
実家は金持ちのお嬢様でゼミ長。
佐藤さんの対極を行くキャラでプレイ中ひっきりなしに
ゼミ長と副ゼミ長で対立していた気がする。
「これだからボンボンのお嬢様ってやつは…」
「ふん、一般人に言われたくはありませんわ」
「な、なにおぅ!」
こんな感じ。
んで、その間に挟まれるのがNartoun氏の社家嬢(やっぱり名前忘れた)。
ゼミでは会計を担当し、ゼミの実の部分を支えるしっかり者。
ゼミ長と副ゼミ長が熱くなる中、一人冷静さを失わなずPTの舵取り役を担う。
とまぁ、こんな3人の女子大生からなるクトゥルフセッションとなった。

主なストーリーはと言うと、これまたNartoun氏のblogを見てくれ。
ってことばかりやってると本人にも怒られそうなので、俺も書くことにしよう。
3人が属するゼミの担当教授が、真冬の札幌にフィールドワークに出かけていたんだが、
忘れ物があるから届けてくれと言う連絡が大学の方に入った。
そこでゼミ長以下ゼミの実権を握る3人が慰安旅行も兼ねて
札幌まで忘れ物を届けにいこう、ってのが導入。
で、着いてみるとゼミの教授は謎の死を遂げているし、
札幌は局地的な大雪に見舞われて(積雪はゆうに10メートル以上)
大混乱に陥ってるし、でも意外と道民はそれに適応していたり、
教授の足取りを追うためにスノーモービルを駆ってみたが
途中で道に迷って寒さで死にそうになったり
北海道神宮とかあやしげなトーテムポールが出てきたと思えば
謎の人物が暗躍していたりと、もう大変なことに。

なんだかんだで一連のこの事件の元凶は某山頂に!
ってことになり、そいつを何とかするために某山頂まで向かうんだが
そこでとんでもない化け物に出くわして、
元々鈍い上に防寒具で着膨れ状態の佐藤房江さんは
爪爪角の3回攻撃など避けられる訳も無くあえなく死亡。
ゼミ長と会計は上手いこと化け物をやり過ごし、
無事に化け物の力を増長させていた神具を破壊して事件解決。
こうして札幌に再び平和が訪れました、って感じのストーリー。

プレイ中に屯田とか円山とか麻布とか
実にローカルな地名が出てきて、一人でテンションが上がってしまった。
すまんかった。
これはもう、北海道出身の門臥氏だから作れるシナリオだな。

プレイ内容はというと、3人の女子大生のやり取りは意外と面白く
普段は高飛車なお嬢様の大徳平等院嬢が、実は一番正気度が低く、
度々絶叫を上げてガタガタと部屋の隅でうずくまってたり
社家嬢はなぜか取得した<隠れる>のスキルで
ゼミ長をスケープゴートにしつつ見事に生き延びるなど黒い面を覗かせたり
3時間という短い時間の中でも印象的なシーンがたくさん見られた。

また道民の冬適応力や地域コミュニティの結束力などが
如何なく発揮されるなど、道民としても納得のシナリオだった。かもしれない。
まぁなんだ。クトゥルフは面白いってことだ。俺はまた死んだが。

門臥氏の手綱捌きもあって我々の卓はほぼ3時間で終了。
他の卓も若干時間をオーバーしたがなんとかセッションを追え、
我々一向は3日間お世話になったサンピア高崎を後にした。
最後に3日間で3回目となる源氏家族での食事で祭を〆た。
俺らは源氏家族からもっと感謝されても良かったと思うんだが。
3日間で約50人分のオーダーだぜ?

その後、俺含む帝都勢は高崎線普通グリーン車の中の
ボックス席…と言うよりは家庭の居間席を占拠して帰路に着く。
皆疲れてるんだから寝ればいいのに、
誰一人として寝るどころか他愛も無いゲームに興じるってのは
「寝たいけど、なんか寝たら勿体無い気がする」という
微妙な感情に由来するところであろうか。
社会人にもなるとやはり皆、「遊び」に飢えてるんだろうなぁ。

と言うことで祭のレポもこれで終了。
今回は会場周りが非常に便が良く、いつも以上に
TRPGに注力できた会であったのではなかろうか。
多忙な中、何とか参加した祭であったが、
今回も非常に楽しい時間を過ごさせてもらった。
これだから祭参加は止められねぇ。

あえて最年長者らしく、いくつかの要望などを口煩く言わせて貰うならば
毎回卓を受け持つメンバーが固定化しつつある気がするので、
たまには他の連中のセッションも見てみたいなってことと、
そろそろ新しい要素を入れ込むのも良いかもしれないなってことくらいか。
そうそう、是非新人にも入ってもらいたいねぇ。

次回以降はZORO祭は年一回ペースになると言うことなので
祭にあわせて上京していた俺にとっては少し寂しくもあるが
その分、今まで以上に濃密な祭となっていくことを期待するとともに、
自分にできることがあれば今後も協力していきたいと思っている。

最後に。今回の祭開催に尽力された実行委員ならびに
遊んでくれたZOROの連中に感謝を。

›February 21, 2008

ZORO祭2008冬 2日目

Posted by pal at 01:01 AM / Category: fes / 0 Comments / 0 TrackBack

日が空くと、そのまま放置されて途中で頓挫するという
ありがちパターンに陥りそうだったので無理してでもカキコ。
先日実施された、祭の2日目のレポを書きたいと思います。
今回も前回と同じように、セッション内容を中心にしたレポにしようと思いますので、
それ以外の部分(と言っても、2日目は殆どリンクセッションで一日を過ごした訳ですが)は
Nartoun氏のblogをご覧いただくなどしてください。



2日目は祭のメインイベントとしてすっかり定着したリンクセッションで過ごす一日となる。
リンクセッションと言うのは、一つの大きなストーリーや世界観、
テーマの中において行われるセッション一つ一つが相互にリンクし、
最終的に一つに収束するという手法を用いて行われる、セッションスタイルのことである。

第2回目の祭(確か、2666冬祭の際)から実施されてきており、
今回でリンクセッションも5回目となる。
少し過去のリンクセッションを整理してみると、
まず初めて行われたリンセは門臥氏がグランドマスターを務めたクトゥルフ。
3卓に分かれて話が進み、平行的に他の卓の面子と情報交換をしながら
東京の危機に立ち向かっていくという内容は、非常にゾクゾクするものであった。
俺は崖から落ちて死んだが。

2回目のリンセは銀河アズマ氏グランドマスターによる、迷宮キングダムである。
卓を3つに分け、それぞれが一つの国家として、他の国々と時には協力し 、
また時には牽制しながら宗主国の野望を打ち砕くといった内容で、
それぞれの卓が国として一体感を持ち、非常に熱い中身であった。

3回目は、トーキョーN◎VAによるリンクセッションで、グランドマスターは門臥氏。
リンセ史上最多となる、4つのシナリオがそれぞれに絡み合う
複雑なN◎VAのセッションになった。
N◎VAという、リンクセッションとしては決して扱いやすいとは言えないシステムにおいても
美しいストーリーや演出面できらりと光る部分を見せ付けた。

4回目、前回の夏祭の際はRYO氏がグランドマスターのソードワールド。
野辺山基地という環境を最大限に活かし、冒険者の酒場をライブTRPG風に演出し、
パーティを組むところからプレイさせるなど、システム・シナリオはオーソドックスだったが、
なかなか趣向を凝らした演出で皆を驚かせた。

そして今回5回目は再び銀河アズマ氏がグランドマスターの、
d20システムを用いた3種のシステムによるリンクセッション。
それぞれ、D&D3.5e、d20コール・オブ・クトゥルフ、d20モダンという
非常に互換性の高いシステムだからこそ、
異種システム間でのリンクセッションが可能になったと言って良いだろう。

俺はアズマ氏マスターのd20モダン卓に組み込まれた。
同席したプレイヤーはNartoun氏、あんだしょー氏、たぁ暴君、ふんぐるい君の5名。
個人的にはバランス派プレイヤーが多く集まったかなという印象。
ここでd20モダンがどんなシステムなのかを説明せねばと思ったが、
面倒なのでアズマ君のカキコを引用させてもらおう。
以下引用。
『d20モダンは現代を舞台に、影の世界なる異界からやってきた
ゴブリンやコボルドをドゥカティやダットサンで轢殺したり、
オーガと銃撃戦を繰り広げたり、イリシッド(マインドフレイヤー)に
脳味噌喰われそうになりながらエスパー対決をしたりするゲームです』

なんてわかりやすい説明なんだろう。
前々から思っていたのだが、銀河アズマ氏という男の表現活動一般
(例えばイラストだったり、例えば彼の書く文章だったり)に関するセンスは
非凡であると言って良いと思う。俺はかなり好きだ。

さて、このセッションがどんな感じで進んだのかと言うと…
詳しくはNartoun氏のblogを見てくれとしか言いようが無い。
だって、あんなに上手くまとめられちまったらもうまとめようが無いじゃん。
彼が言うように非常に面白いセッションになったと思う。
勿論、特務局7改めロシアン5のノリの良さもその要因の一つではあったと思うが、
Nartoun氏も言うように各々が上手く役割
(単なるクラスやスキル的な役割だけではなく)を分担して演じ、
それが一つのPTとして機能していたことが何よりの要因だった気がする。

前述のNartoun氏はカリスマヒーローを選択し、
対人交渉のほとんど全てを一手に引き受け、
ロシアン5の作戦において強力なバックアッパーとなっていたし、
あんだしょーさんはタフヒーローな女性
(リンセ全キャラの中でも唯一の女性キャラ)を担当し、
異常な程の硬さを持った重戦車キャラで戦闘を引っ張った。
頭の方は少々残念な感じだったが。
たぁ暴君は戦闘のプロと言うことで、
あんだしょーさんのキャラとともに戦闘時には活躍を見せていた。
一方、通常時はPTの中では良識担当として
度々カオティックになりがちだったロシアン5を上手く制御していた。
ふんぐるい君のキャラはわりと万能系に近い存在。
特に知覚系の技能に優れ、潜入工作などを担当したり、
また警察官という表の顔を存分に活かしてリサーチを支援した。
そのわりには、潜入工作に失敗して大騒ぎを起こしたり、
結果トラックを強奪して逃げるハメになったりと、
なかなかのトリックスターっぷりを発揮していた。
で、俺はと言うと、キルギスという名前の13歳アスリート(槍投げ選手)という
わけのわからんキャラをプレイ。ちなみにこの歳で既に大卒。
選択したクラスはデディケートヒーローで、リサーチ系担当キャラ。
戦闘時は衛生兵として応急処置してまわり、
余裕があればロシアン5の代名詞とも言えるAKでフルオート連射支援を行う13歳。
どこの少年兵だ。
対人交渉力ではNartoun氏のキャストに劣り、
知覚系ではふんぐるい君のキャ ストに敵わない我がキルギス君だが、
器用貧乏で色々なことができるキャラと言うことで、
色々なところに首を突っ込んではリサーチを精力的に行ったつもり。
シナリオの展開はほぼ読みきっていたにも関わらず、
なかなか確証が得られなかったため、
最後の最後でキーパーソンに鎌をかけて真相を引き出すという賭けにでるなど、
今思うと綱渡りプレイだった。
このように個性的な5名のキャラクターが上手い具合に役割を分担すると共に
それぞれがしっかりとアイデンティティを確立してこともあり
PTとしてかなりしっかりと機能していたように思う。
これこそまさにTRPGの醍醐味と言えるのではないだろうか。

さて、リンクの部分がどうなっていたのかと言うと、
ロシアン5の活躍により、我々の世界に対する脅威は一旦取り除かれたのだが、
と同時に他の二つのシステム卓を含めて、
世界が宇宙規模でリンクするというのが今回のリンクセッションの肝。
宇宙規模だよ、宇宙規模。宇宙ヤバイ。スケールの大きさという点では過去最大級だ。
そこで、各卓のPTがバラバラになり、それぞれで新しいPTを組みなおし、
最後の決戦に挑むという少年ジャンプ的ななんとも燃える展開だったんだが、
d20モダン組はというと、D&D組には基本戦闘力で敵わず、
クトゥルフ組には正気度を使った必殺技が用意されていて
やっぱりd20モダン組より強い、みたいな。

俺のキルギスはヒーラーと言うことで別PTに組したんだが、
所詮応急処置しか使えないボーイは全く役に立たず、
目の前でハーフオークバーバリアンに死なれてしまった。
まぁ、仕方が無かったという面もある。

結局クトゥルフビーム(仮称)で難を逃れて無事勝利。
他の卓の連中もなんとか勝利を拾ったようだ。
こうして宇宙に再び平和がもたらされ、
我々は自分たちの世界へと無事に戻ることができた。めでたしめでたし。

とまぁ、ストーリーに触れないで大まかな流れを追うとこんな感じ。
リンクセッションのリンクの部分が最後の戦闘に限定されてしまったという部分が、
若干物足りなかったかもしれない。
とは言え、限られた時間内であれだけの大人数を捌いていくとなると
止むを得ない部分もあったと思う。
なによりも参加者が皆非常に楽しんでいたようだったので、
概ね成功したんじゃなかろうか。少なくとも俺はめっちゃ楽しかった。

ちょっと残念だったのは、コンディション不良な部分は仕方なかったとしても、
やはりプレイの最中にもろに眠られてしまうと、担当マスターとしては辛いものがあるな、と。
 
 
まぁ、そんなこんなでほぼ1日がかりのリンクセッションを終えて、
その後ダッシュで焼肉を食いに行ったりしてこの日は終了。
2日目も非常に楽しい時間を過ごすことができた。
しかし楽しい時間はなぜあんなにもあっという間に過ぎ去ってしまうんだろう。

›February 16, 2008

Voici un the

Posted by pal at 07:14 PM / Category: fes / 2 Comments

Voici un the

あれは、どのくらい昔のことだったでしょうか。
まだ学生だった私と彼女はそれは仲の良い間柄でした。
歳が2つ離れていたこともあり、彼女は私にとって
本当の妹のような存在でした。

お互いにまだ若かったし、
これからの自分たちの未来は
夢や希望といった輝きに満ち溢れているものだとばかり
そんな浅はかな考えしか浮かばないほどの
世間知らずの少女たちだったのですから。

あれから随分と月日が流れました。
すっかり変わってしまった今の私を目にしたら
あの時の少女はきっと幻滅するわね…


トーキョーN◎VA Detonation 4th GIG
“Voici un the”

できることなら、もう一度あのお茶を一杯飲みたいわ────。


と、いうことで今回もN◎VAで1卓設けさせてもらった。
参加PLはあんだしょーさん、門臥さん、ふんぐるいさんの3名。
無理言って3名限定にさせてくれとお願いしていたのと
各キャストがこちらの推奨キャストとほぼ一致したため
実にスムーズな導入となった。

以下多少のネタバレになるので
読みたくない方は続きは見ない方が良いかと。


相馬士郎(PL:あんだしょーさん)は
神崎紅葉という女性フィクサーからの仕事の斡旋を受ける。
レーシュという婦人が探し物をしているので力になって欲しい…とのこと。
最高級ホテルのVIPルームに赴き、彼女から依頼を直に聞いた相馬。
彼女は若い頃に飲んでからずっと忘れられないでいる
とある紅茶を探して欲しいと言ってきた。
自分はあと2週間ほどでN◎VAを去らねばならないが
その前にもう一度あの紅茶を嗜みたい…彼女はそう寂しそうに言った。

トニー(PL:ふんぐるいさん)は千早冴子から依頼を受ける。
北米連合の検察当局から、とある人物の護衛の要請が来た。
その人物の名はレーシュ=ウィルド。
北米連合に本社を置く新進のIT企業ダレット社の
N◎VA支社常務取締役らしい。
彼女は北米連合で今大きな波紋を呼んでいる
汚職事件の重要な証人になりうる存在で
2週間後の公判に喚問されることが決まっている。
しかし、その証言を妨害するべく彼女を暗殺しようと言う動きがあり
事件の混沌化を懸念した北米検察当局から
ブラックハンドに重要証人としてのレーシュの護衛を要請してきたという。
ブラックハウンドにも腕利きのカブトは何人もいるが
それでもトニーに白羽の矢が立ったのは一つの理由があった。
今回の暗殺を請け負ったとされる殺し屋こそ
マーダーインクの殺し屋“首切り”ハガルであり、トニーの仇敵であったからだ。

N◎VAスポに属しているトーキー小金井鱗(PL:門臥さん)は上司である九条に呼ばれた。
彼が言うには、現在北米連合で大きな話題となっている
ダレット社と上院議員の汚職事件がどうやらN◎VAにも飛び火してくるらしい。
北米検察当局がダレット社のN◎VA支社のエグゼクを
次の証人喚問に呼ぶ動きがあるというからにはかなり信憑性の高いネタであろう。
九条は小金井にその裏を取り、可能であれば公判前にすっぱ抜けと命じてきた。
久しぶりの大きなヤマを目の前にして、愛用のプレートメイルを磨く小金井だった…

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オープニングはこんな感じ。多少脚色あり。
全部が依頼型の導入と言うことで
オーソドックスと言えば実にオーソドックス。
3者がそれぞれ微妙な接点を持つ感じでのオープニングとなった。

その後、相馬はレーシュの記憶を手がかりに
N◎VAでは珍しい天然ものの茶葉を扱う店を絞り込んでいくことで
依頼の遂行を試みていった。
やがて1件の天然茶葉輸入店を見つけ出した相馬は
そこの店主からレーシュと思しき女性の
過去に関する重要な手がかりを入手する。
彼女は本当に紅茶が飲みたかっただけなのだろうか…

トニーはレーシュの元に張り付き、ハガルによる襲撃に備えた。
レーシュのガードを優先することで彼女の被害は最小限に食い止められてはいたが、
逆にレーシュの存在が足枷になりなかなかハガルを追い詰められない。
ハガルもハガルで決定打に欠け、状況は完全に停滞化する。
そしてそれに業を煮やしたハガルはとうとう奥の手を出してきたのであった。

小金井はその持ち前のネットワークを駆使し、精力的にリサーチを行う。
北米連合における収賄事件やダレット社に関するリサーチを
地道に且つ大胆にこなし、徐々に事件の真相へと近づいていく。
そんな中、小金井もまた一人のキーパーソンにたどり着いた。
ダレット社N◎VA支社常務取締役レーシュ=ウィルドという女性だ。
体当たりレポートが信条の小金井は何のためらいもなく、レーシュの元に赴いた。
そこで彼女が語ったこととは…


ま、こんな具合でリサーチが展開されていったわけで。
約4時間という時間制限があったので、
基本的に必要な情報はサクサク出すことにした。
情報の出し方やイベント展開に
若干のご都合的な部分もあったかと思われるが、
テンポ良く話を進めるためには必要なことだと割り切ることにした。

プレイヤー間の絡みはというと、
レーシュを介してその場に居合わせるという展開が非常に多かった。
シナリオも後半の方に差し掛かると重要な情報の共有化などが図られ
いくつかの有機的な連携なども見られていたと思う。

クライマックスシーンは全員が一同に介し、
本シナリオの重要な目的が見事に集束された濃密なものとなった。
実際に戦闘シーンに入る前の「3度目のアフタヌーンティ」の場こそ
真のクライマックスシーンだったと思う。
ちなみに「あの場面」「ああいう風」になるだろうなと思って想定はしていたが、
そこをこちらの伏線を逆手に取った「3度目のアフタヌーンティ」への招待という形で
演出しあげた手腕というかプレイアビリティには感心させられた。
非常に美しい展開であったと思う。

クライマックスの戦闘を経て、
さぁ山積された問題をどう整理しようかと言う最後の最後の場面でも
キャストたちはこちらが想定していた解決方法をより上回る案を提示してきて、
結果的に皆が幸せなエンディングを迎えられることとなった。
まぁ、結果トニーが一人そのしわ寄せを喰らうことになるのだが、
クール且つ大人のトニーは、自身のアイデンティティを抑えることで
大団円のために一肌脱いでくれたんだと思う。きっとそうだ。

細かいところをあげるといろいろときりが無いが、
導入、リサーチ展開はまずまず、
クライマックスの作り方に関しては非常に
レベルの高いセッションになったのではないかと思う。

最後に各キャストに対する雑感を。

相馬士郎(PL:あんだしょーさん)
三枚舌のフェイトと言うことで、設定的には胡散臭いフェイトというイメージなのだが
その実は非常にオーソドックス且つ安定感のあるフェイトを演じてくれた。
これは前々回のCounterblow!!の時もそうだったし、
つくづく、そのキャストのバランスのよさが目立っていたと思う。
また、妙齢のご婦人ばかり登場するというシナリオにおいて
非常にジェントルな振る舞いであったと思う。あれはなかなかのものだよ。
リサーチも必要な情報はほぼ全て拾っていたし、真実の使いどころも完璧だった。
ただ最後の戦闘のプリーズだけは勘弁な。
相馬のプリーズに完全にやられてしまったのはこれで二度目だよ…
次は確実にリベンジしてやる。

トニー(PL:ふんぐるいさん)
あまりN◎VAの経験は無いと語っていたが、
なかなかどうして渋い役回りをこなしてくれた。
与えられた任務には忠実、こちらからちょっと弄ってやれと
何度か投げナイフでちょっかいをかけてみたが
レーシュのガード最優先の立場は最後まで崩れず、
ある意味、プロのカブト魂をそこに見た。
不意打ちのシーンが多かったため知覚が無いことに
非常に苦労していたようだが、
最後は無事に依頼人を護りきりカブトの面目を保った。
エンディングではちょっと辛い立場になってしまったが
あれもまたキャストの味であると考えれば今となっては評価したい。

小金井鱗(PL:門臥さん)
とにかく大暴れ系のキャストという先入観があったのだが、
蓋を開けてみれば確かに大暴れはしていたものの、
一つ一つの行動は無駄がなく、また確実に情報を集め再分配していくプレイ振りは
トーキー系キャストのお手本になると言っても良いと思った。
PC3ながら最後には一番目立っていたのもお見事。
確かに今回の小金井は世界を動かした。
秀逸だったのはクライマックスシーンの後の話の収束っぷり。
半分は俺も想定していたエクスポーズの使い方。
もう半分は完全に予想外。
しかし、確かに効果的だし世界をよりドラスティックに動かすだろう。
色々と評判は耳にしていたが、
少なくとも俺は小金井という一人のトーキーに好印象を持った。


こんな感じで1日目の俺のN◎VAセッションは終了。
終わってみれば19:30。プレイ時間は4時間半だから
ほぼ想定どおりの時間で終えられた。
自分としてはなかなか満足のいったセッションだったんだが、
PL諸氏にとっても喜んでいただけたのであれば幸いだ。
もうしばらくN◎VAのRLはやらねぇぞと思ってたんだが、
楽しさを改めて実感しちまうと、またやりたくなってしまうのはやはり人情と言うものか。


プレイ後の夜飯とか、風呂とか就寝前のFLUXXとか
放射状に敷かれた布団とかしりとりとか
ツンデレ金髪ツインテールニーソックスタヌキとか
その辺に関する記載は省略ってことで。
簡潔に言うとどれも狂気じみていて非常に楽しかった。

速報

Posted by pal at 02:58 PM / Category: / 5 Comments / 0 TrackBack

臨時ニュースのお時間です。
つい先程、palさんの次年度事業課残留が明らかになりました。
来年の異動が無くなったうえ、再来年度も動かないだろうとのこと。

超涙目の俺様がお伝えしました。

ZORO祭2008冬 1日目 その1

Posted by pal at 12:34 AM / Category: fes / 0 Comments / 0 TrackBack

ちょっと日が空いてしまいましたが
旅から無事戻ってまいりました。
おかげさまで心配だった体調も崩すことはなく
その代わり溜まっていた仕事が片付くはずも無く。
まぁ旅と言ってもいつものように
大学時代に属していたサークルのOB会
通称ZORO祭に参加してきたわけです。

前回のレポが見事に途中で止まってしまっておりますが
今さら思い出すのも不可能なので諦めて
今回の冬祭のレポを書き殴っていきたいと思います。
ただ、今回はNartoun氏が詳細にレポしてくれてますので
ワタシのところではセッションのことを中心に
いつもよりさらっと書いていきたいと思います。

■2/9(土):1日目
今回は仕事の都合上、いつものように帝都前日入りができなかったので
祭当日の朝一の飛行機で帝都に向かうことに。
真冬の札幌朝5時起きとかいう苦行をこなし、朝8時の便で札幌を発った。眠い。
9時40分羽田着。エアドゥのくせにほぼ定刻どおりのフライトなんて、奇跡でも起きたのか?

当日の予定では12時半に高崎駅前集合ということになっていたので
そうすると、俺の選択肢としては11時の特急水上に乗るか、
あるいはもうちょっと金を積んで上越新幹線で北上するかの二択しか残ってないわけだ。
金銭的にはそんなに変わらないのだが
特急でも間に合うものをわざわざ新幹線に乗るのもためらわれたので特急水上を選択。
色々あって10:58に乗車を果たす。あぶねぇ。無駄な動きは何一つしてないのに。
羽田から上野まで1時間しか猶予が無いってのはかなりキツイ言うことを改めて学ぶ。
ちなみに水上はぼろかった。いや、哀愁があると言うべきか。

12時10分に高崎駅に到着、既に到着していた
Nartoun氏、あんだしょー氏、O3氏と合流し餃子の王将で昼飯をくらう。
なんか高崎駅の東口にえれぇでっかいビルが作られててちょっとびびる。
後からタクシーの運転手に聞いたところ
どうやらヤマダ電機の本社ビル兼店舗になるらしい。
ヤマダ本気だな。そしてビックカメラの行く末が非常に気になる。

その後既に到着していた長野勢や現役勢と合流し
15時半過ぎに今回の会場となるサンピア高崎に到着。
さすが厚生年金施設、俺たちの年金を運用して作られているからか
非常に綺麗且つ立派な建物である。
ロビーにグランドピアノとか置いてあんの。どんだけよ。

今回はイカス実行委員(現夢人氏、銀河アズマ氏、タマちゃん、Nartoun氏)の計らいで
会場と宿泊場所が一致という非常にナイスな環境が用意されていた。これはいい。
まず会場移動に掛かる時間というロスが無くなり
その分浮いた時間を有効にセッションに充てられる。
また、部屋はMAX5人用の和室×3部屋を確保していたのだが
半強制的に大部屋で3日間寝食をともにすることで、妙な一体感が醸成される。
俺はなにか、一日目とかまるで修学旅行の気分だったんだが
他の連中も恐らくそんな感じだったのではなかろうか。

と言うわけで、今回の会場はなかなかナイスだったと言いたい訳だ。
ちょっと話が横道にそれてしまったが…
 
 
さて、初日にはいきなり俺のN◎VAセッションが配置されていた。
PLはあんだしょー氏、もんが氏、ふんぐるい氏の3名。
前回の祭の際は本当に時間が無くて、シナリオ未完成のまま
結局別のシナリオを披露するという失態を犯しているため、
今回は結構頑張ってシナリオを作った。と、自分では思っている。
とは言えリサーチシーンのイベントの一部とクライマックスシーン、
エンディングシーンがほぼ全て頭の中という危険な状況ではあった。

結論から言うと、なかなか良いセッションであったと思う。
勿論これはRL側からの感想なので、
PL諸氏に確認したら全く別の感想になるかもしれないが、
少なくともセッションとして形になっていたのは間違いない。
 
 
で、どんなセッションだったかと言うと、
長くなってきたので明日以降に。
なんだ、結局あまりいつもと変わんないペースで書いてるな、俺。

›February 08, 2008

とーとつですが

Posted by pal at 11:45 PM / Category: / 0 Comments / 0 TrackBack

旅に出ます。
ただただ体調だけが心配。

あと、帰ってきた後の仕事も。